「私は◯◯のプロフェッショナルです」は、もうただの”お守り”に過ぎません。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.8

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グローバリゼーション、IT化、さらに、金融危機とここ数十年で世の中は大きく変わりました。企業が安定した成長を懐かしがって、従業員が安定した終身雇用をいくら求めても、時代はもう昔には引き返せないところまで来てしまっています。

最近よく聞く話題なんですが、オックスフォード大学の調査で、現在人間が行っている47パーセントの仕事が20年以内に機械によって代行されるという内容が発表されました。時代の流れが圧倒的に速い時代です。個人も企業も、時代の流れよりも速く動かなければ、生存し続けることはできません。

恐らく、これからは、「私は◯◯のプロフェッショナルです」というのは、ただのお守りに過ぎないような気がしますね。むしろ、自分はこの業界のプロだと自負しているうちに、変化していく時代についていけなくなってしまいます。気づけば自分の仕事が無くなったり、AIに代行されてしまっていることも十分考えられる時代です。

「イノベーション=新しい仕事を生み出す」というのは、ただ会社の幹部が「イノベーションを起こせ!」と笛を吹くだけでは何も起こらないのは当たり前ですよね。例えば不動産と美容業界、不動産と農家など全く違う分野の人達が上手く連鎖して、良いモノと良いモノを組み合わせることで、まだ世の中に存在しない仕事が生まれていくんだと思います。

そういった意味で、不動産業界のイノベーションは不動産業界の人達だけでは起こせません。これまで個人は企業に「完全に属するもの」だと考えられてきました。けれど、様々な業界の人達が全く別の業界で働いて、それぞれの知識やスキルを連鎖させることで、新しいものを生み出していく時代の企業とは、「個人の成長を支援する器」になっていくのではないかと思うんです。

つまり、出版業界の人でも、旅行業界の人でも、不動産の知識があるかないかではなくて、不動産業界を「自分が成長できる器」と考えるのであれば、知識などなくても十分成果を出せる環境なんです。

会社にも全く違う業界の人が入ってくることで、「セレンディピティ(予想外のものが組み合わさる偶然性)」が生まれる可能性がどんどん高くなっていきます。

現在フェイスブックの最高執行責任者を務めるシェリル・サンドバーグさんも、「仕事のキャリアはハシゴではなくジャングルジム」だと言ってますしね。

「梯子(ハシゴ)には広がりがない。上るか下りるか、とどまるか出て行くか、 どちらかしかない。ジャングルジムにはもっと自由な回り道の余地がある。梯子の場合、上りは一本道だが、ジャングルジムならてっぺんに行く道筋はいくつもある。」シェリル・サンドバーグ

「今日のように労働市場が厳しく、とりあえず採用してくれる会社に行き、それが自分のやりたいこととうまく一致しますようにと祈るほかない状況では、キャリア・プランを立てなくてよいのは気が楽である。」

「誰だって、心から夢中になれる仕事、一生懸命打ち込める仕事に就きたいと考えている。そういう仕事を見つけるには、的を絞りつつも柔軟でいるほうがいい。」

ハシゴを捨てて、ジャングルジムに登りましょう。古い形式に囚われなくても、働き方はもっと、もっと自由でいいはずなんです。

サービス・イノベーション室:安達

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