やる気だけでは目標は達成できない「ジムで身体を鍛えるように、科学的な方法で意志力を鍛える。」

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皆さんは、毎年、年の初めに「毎日30分読書をする習慣をつけよう」、「週に3回はジムに行こう」、もしくは、「タバコを辞めよう」といった感じで、何か新しい決意をしても三日坊主で終わってしまった経験はないでしょうか?

もちろん、決意することは素晴らしいことですが、筋肉がなければ重いものを持ち上げられないように、何か新しいことを達成するには、強い「意志力」がなければ達成できないのです。

今回は、この意志力について詳しく書かれ、アメリカで科学と戦略を有効に使った全く新しいタイプの自己啓発書とも言われているケリー・マクゴニガル氏の「スタンフォードの自分を変える教室」という本をご紹介します。

むしろ、何かを達成し続けるためには、健康のために身体をジムで鍛えるのと同じように、科学的な方法で「意志力」を常に鍛えていかなければならず、新年の初めに決めた目標を達成できる人が全体の8%しかいないことからも、この重要性が理解できます。

私たちは、日々、仕事や家事をして体力を消費し、休息を取ってを回復します。

意志力も何か目標を達成しようと思い、日々活動し続けていくなかで、体力と同じようにどんどん消費し続けているため、身体の休息だけではなく意志力の休息もしっかり行なっていかなければ、精神のバランスを上手く取ることはできません。

ただ、意志力が低下している時、つまりストレスが溜まっている時というのは、「どうやったら気が晴れて、意志力が回復するのか?」ということに対して、脳が正しい判断を行うことができないため、ただ単に自分が好きなことをすればいいというわけではないので、注意して下さい。

意志力を回復させるために効果的な方法は、運動、読書、音楽、友人との楽しい会話、瞑想、そして、クリエティブな趣味の時間を過ごすなどが上げられます。

逆に最も効果が低いのは、タバコ、お酒、ギャンブル、テレビや映画をダラダラ見るなどが上げられ、自分がどれだけリラックスしているつもりでいても、「意志力」自体は全く回復していないのです。

意志力が低下した状態を放置しておくと、様々な誘惑に負けやすくなってしまい、仕事や人生の目標に到達する速度がどんどん低下していってしまうため、意志力と人生の質は比例していくとも言えるでしょう。

「よく、ストレスの無い生活を送りましょう!」などと言われますが、実際、生きがいのある人生にストレスはつきものであり、様々な研究でも、ストレスが全くない生活を送っている人は以外にもあまり幸せを感じていないことが分かっています。

そう言った意味で、ストレスを感じるということは、自分にとって大切な仕事や人間関係に真剣に取り組んでいる証拠だと言えるでしょう。

ケリー・マクゴニガルさんの別の書籍「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」によれば、ストレス度指数が高い国ほど繁栄率が高く、国民の幸福度や人生に対する満足度も高かったそうです。

スターバックスに行くと店員の方はいつもニコニコしていて、フレンドリーに話しかけてくれます。スターバックスの店員の方だって、私たちと同じように1人の人間ですから、もちろん、嫌やことや気分が乗らない日だって当然あることでしょう。

1990年代、スターバックスが本格的に拡大し始めた時、経営メンバーは一杯のコーヒーに400円を支払ってくれる環境を整えようと、様々な努力をしました。

仮に嫌なことがあっても、従業員の個人的な感情が外に出ないようにするカリキュラムを考え、意志力を常に保てるようにしたことが、シアトルの小さなコーヒーショップが世界的な企業になった大きな要因だと言われています。

ちょっとコーヒーを買うだけでも、スターバックスの店員さんと話すと元気がもらえたり、逆に機嫌が悪い人が近くにいると、全く関係のない人の気分まで悪くしてしまったりと意志力はどんどん周りに伝染していきます。

自分がどれだけ目標を達成したいと思っても、常に意志力も維持し続けなければ、すぐ様々な誘惑に負けてしまい、それはどんどん周りに広がっていってしまいますから、身体の休息だけではなく、心の休息というものも同時に心がけてみて下さい。

ハウスコム株式会社
代表取締役社長:田村 穂

<プロフィール>
経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)。2016年度、中央大学商学部客員講師に。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。

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