「その柵を越えたら戻ってこられないかもしれない…神隠しの伝説が残る街、本八幡。」ハウスコム株式会社 本八幡店 店長 田中 博樹

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プロフィール

ハウスコム株式会社 本八幡店 店長 田中 博樹

出身地:千葉県 年齢:30代 趣味:スノボー、息子と野球の練習、飲みに行く

ハウスコム本八幡店の田中です!私事ですが、あっという間の入社10年となりました!早かったこの10年・・・。23歳で入社し、早いもので35歳・・・。息子も小学校に上がり、二番目は幼稚園に入りましたが、口が達者で常にしゃべりっぱなし!子供達の成長に目を細める毎日です♪


千葉県市川市にある本八幡(もとやわた)駅は、千葉県内ではトップ5に確実に入る大きな駅です。

3つの路線(総武線、都営新宿線、京成線)が使える上に、都営新宿線に至っては本八幡は始発駅ですから、「ハウスコム本八幡店」にも、都内にお勤めの方が多くご来店いただきますね。

ここ10〜15年の間に、これまでは戸建ての多い住宅街だった駅北側にもタワーマンションが立ち、本八幡の街並みはめまぐるしく変わりつつあります。

けれど、古くから本八幡を知っている人にとってこの街は「千葉の鎌倉」ともうたわれた明治時代から続くお屋敷町で、歴史も文化も、ちょっと怖い言い伝えも全部守られてきた街なのですよ。

“お屋敷町”というと都内の街を思い浮かべがちですが、昔から都心へのアクセスが良かったこの地域は、財政界のエリートたちが別荘を持つ場所になり、お屋敷町へと街がデザインされていったようですね。

例えば、北側にある八幡4丁目あたりには、“社長通り”と呼ばれ、通り沿いに昔ながらのお屋敷がいくつも佇んでいるところもあります。

その八幡4丁目には街の風格を支えるようにして、樹齢1200年の巨木「千本公孫樹(せんぼんいちょう)」のそびえ立つ、葛飾八幡宮もあります。

国の天然記念物となっている「千本公孫樹」は、何本ものいちょうの木が寄り集まって1本の巨木のようになっていて、秋も深まった紅葉シーズンに訪れると、その背後に見えるタワーマンションが霞んで見えるほど優雅です。

源頼朝も徳川家康も参拝していたという葛飾八幡宮。その参道は、今や京成線の線路で分断されてしまっていますので、葛飾八幡宮の初めの鳥居は踏切を渡った南側に位置しているんですね。

その一の鳥居のすぐそばにはなんと、「一度足を踏みれたら再び出ることはできない」「入れば祟りがある」と言われる「不知八幡森(しらずやわたのもり)」という竹やぶがあるんですよ。

この竹やぶは道ばたのほんの一角にあり、大通りに面しています。どう見ても迷いようがないように見えるのですが、今でもきちんと案内書が立てられており、手付かずの、ぎっしりと生えた竹やぶのあたりだけが異様な雰囲気を醸し出しています。

そういえば昨年末に公開された映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」では鎌倉の街が霊的な世界と混じり合っていましたが、“千葉の鎌倉”と呼ばれる本八幡も、人々の日常の中に説明のつかないことが起きる場所だったのかもしれません。

そういう昔の本八幡では当たり前だった感覚が、近代化の流れの中でどんどん日常とはかけ離れたものになって行く過程で、この街に居場所を求めるようになっていったのは想像力あふれる文化人たちだったようです。

この街には、永井荷風、幸田露伴といった文化勲章を受章した名だたる作家が住んでいたんですね。戦後に女性脚本家の先駆けとなった水木洋子が暮らしていた家も残っています。

水木洋子は司馬遼太郎の時代小説「竜馬がゆく」の大河ドラマの脚本など、その時代を代表するような作品を残してきた人だというから驚きですね。葛飾八幡宮から徒歩5分のところにある水木洋子邸は緑豊かな庭のある日本家屋で、一般の人も無料で中が見られるようになっています。

巨大ショッピングモールの元祖「コルトンプラザ」。敷地内に神社があります。

本八幡で暮らしている人にとって、「本八幡といえばコルトンプラザ」というほど街のシンボル的存在になっている「ニッケ コルトンプラザ」も、昔からある大きなショッピングモールというだけではなくて、このショッピングモールの敷地内に「ニッケ鎮守の杜」というエリアがあるんですよ。

“ニッケ”というのは、ここがショッピングモールになる前に日本毛織(にっぽんけおり)の工場だったことに由来しているんですね。工場のあった当時から、この場所には「おりひめ神社」というおやしろがあり、今も小さな森のようになって残っているんです。

この森の傍らには「手仕事の庭」という工房があるんですね。土壁の小屋はギャラリーになっていて、展覧会やワークショップなどに地元に人々が訪れる憩いの場になっています。

「ニッケ コルトンプラザ」と道路を隔てて、市川市で蔵書数ナンバーワンの図書館もあります。

新聞コーナーだけでも、30種類の新聞が揃っているのだそうで、無料で閲覧できる新聞のデータベースも膨大な量を誇っています。例えば、1980年代からの朝日、読売、毎日といった新聞の全ての記事が検索できるようになっているんです。

受験生の自習用になりがちな読書席も、19歳以上といった年齢制限を設けられているエリアがありますから、大人も落ち着いて図書館で時間を過ごすことができますよ。

さらにこの中央図書館に隣接して、「千葉県立現代産業科学館」もあるんですよ。

中学生までは無料で入れるようになっていて、例えば、マイナス196度の冷凍実験、100万ボルトの放電実験など、さまざまな実験ができ、夏にはプラネタリウムも開催されています。

他にも、本八幡の子どもたちにとって小さい頃からお馴染みの遊び場は、市川市動植物園ですね。

動物園では、ちゃんと踏切までついていて新幹線E5系ハヤブサも走るというミニ鉄道や、ミニブタやハムスターに触れる広場が人気です。また、小さい子でもわかりやすいようにイラストで動物に関するお話があちこちに掲示されていたりもして、丸一日たっぷり遊べるようになっています。

本八幡の駅から車で20分くらいの距離にある市川市動植物園は実のところ、バラ園や、ホタルの見られる自然観察園なども含めた大きな一つの公園なんです。

歴史情緒ある本八幡エリアではどこに行っても、子どもにとって楽しいだけではなくて、大人が子どもに遠慮せず童心にかえれるようなつくりになっている気がしますね。

「北京通り」と呼ばれる、朝の自転車ラッシュ。人口の増加に合わせて街は変わりつつあります。

食べ物の美味しいお店というと、本八幡で定番のお店が、駅南口にある2階建ての、屋根の形がユニークな「La Aerny Marrisラ・アーニー・マリス」というお店ですね。イタリアンレストランなのですが、実は、プロゴルファーの丸山茂樹さんが店のオーナーなのだそうですよ。

ここのレディースランチは、前菜からスープにパスタ、ドルチェまでついて1000円ですので、コスパがいいと評判です。

駅周りでは意外と、千円程度で満足できる立ち飲み屋がお客で賑わっていますね。

今年オープンしたばかりの「立呑 わたらい」という立ち飲み屋は、刺身などの料理も美味しく、昼からお客が入っていて、夜の時間帯は満員が当たり前。おつまみは100円から、酎ハイは230円からありますので、お酒が好きな地元の人たちが、喫茶店気分で気軽に立ち寄って行く場所になりつつあるようです。

本八幡は、歴史や文化を守りつつも、都内に通勤する方のベッドタウンとして栄えていった結果、古くからある細い道が多い街中は慢性的に渋滞のような状態になり、朝の通勤・通学時間帯には、駅近くの細い通りも駅に向かう自転車でいっぱいで、「北京通り」と呼ばれるようになりました。

しかし、今年は外環道が開通し、街の再開発はまだまだこれからも続いていく予定ですから、これからの本八幡は今の人にとっても住みやすいところへと移行しつつあります。

変わって行く中でも、かつて日本を動かしていたようなエリートたちがこの街に安息を求め、文化人たちがこの街を歩きながら想像を膨らませていたように、大人たちが現実に縛られずにいられるこの街の文化は簡単にはなくならないでしょう。

都内に勤めながら、利便性など現実的な暮らしの面以外の、目に見えない空気感のようなところに高い質を求める方は、ぜひ本八幡に足を運んでいただければと思います。

ハウスコム株式会社 本八幡店

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