日暮里店・堀 洋介「周囲との関係が悪いと絶対に幸せになれない。友人が幸せだと自分の幸福度も15%高まる」ハウスコム株式会社 – 店舗コラム – Vol.1

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幸せには長続きしないものと長続きするものがあるそうです。地位、お金、そしてモノなどは「地位財」と呼ばれ、長続きしないとされています。

アメリカの心理学者ダニエルカーネマンによれば、感情的幸福は年収800万円程度までは収入に比例して増大するのに対し、800万円を超えると比例しなくなるのだそうです。つまり一定以上の経済的な豊かさやモノの豊かさは必ずしも幸せをもたらさないということでしょう。

長続きする幸せの要素はいくつかありますが、他者との関わり方もそのひとつで、良好な関係を作ることが幸せにつながっていきます。

実際、ハーバード大学で1万2000人以上の被験者を30年以上に渡って追跡した研究によると、自分の周りの人が幸せを感じていると、本人も幸せを感じる可能性が15%も高まるのだそうです。

さらに興味深いことに、幸福は自分が直接的に知らない人にまで影響を及ぼすことが分かっています。

例えば、あなたにAさんという友達がいるとしましょう。そのAさんの友達であるBさんとあなたは面識がありませんが、Bさんが幸せを感じていると、Aさんを経由してあなたの幸福度も10%上がることが分かりました。

つまり、人との良好な関係は自分と相手だけでなく周囲の人にまで影響を与えてしまうということですが、それは裏を返せばネガティブな感情も周囲に伝染してしまうということにもなるでしょう。

とは言っても、何回言っても同じミスをされたので怒ってしまった、という経験は誰しもあると思います。怒ったらダメとは思うのだが、我慢できずに怒ってしまった、理性で感情を抑えられなかった、などと考えます。

しかし、個人心理学で有名なアドラーは人は怒りたいから怒ると説いており、その証拠に、部下ではなく上司が同じようなミスをした場合、同じようには怒らないでしょうし、あるいは子供がミスをしても、それが他人の子供ならそこまでひどく怒ったりはしないでしょう。

怒るかどうかは、目的があって、自分で決めて怒っているのです。怒鳴ってストレスを発散したい、人を攻撃し支配したい、などの目的に向かって自らで判断し、怒るわけです。

しかし、泣けば泣くほど余計に悲しくなるように、怒れば怒るだけ余計に腹が立ってくるでしょうから、怒りを外に出すこと自体何の意味もなく、むしろネガティブな感情を周囲に撒き散らす一方だといえます。

感情はその場だけでなく、人を経由して広く伝染することを頭において、もう少し慎重に言葉を選ぶようにしたいものです。

◆前野隆司『幸せのメカニズム』(講談社、2013)
◆トム・ラス、ジム・ハーター『幸福の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2011)

ハウスコム株式会社
日暮里店 店長:堀 洋介

<プロフィール>
出身地:山形 / 年齢:30代 / 趣味:読書・映画・子供と遊ぶ・バイク・お酒・銭湯・麺類を食す・町おこし / 好きな言葉:悠々自適

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