ディズニーランドの挨拶とコンビニの挨拶は違う、ハウスコムの挨拶はどっちでしょうか。<田村 穂>-コラム Serendipity-Vol.26

  • Twitter
  • Facebook

「あいさつをしましょう」なんて言うと、まるで小学生や中校生みたいですよね。だけど、仕事が忙しくなればなるほど、人間社会の本質的なことを忘れていってしまうのが、世の常というものです。

あいさつをすることに何も「損」することはありません。だけど、「得」をすることは本当にたくさんあるんですよ。

職場でのあいさつはもちろんのこと、取引先や他社でのあいさつは、ビジネスとは一線を置いた損得勘定のない私たちの心がけで、しっかりとあいさつをするだけで様々なご縁が生まれてきます。

逆にあいさつのない組織は、長期的に見ると確実にギスギスした関係性を生み出すようになり、そこからどんどん会話も少なくなって、次第に小さな確認のし忘れが、大きな仕事のミスにつながっていってしまうことでしょう。チームとしての協調性も確実に薄れてきてしまいますよね。

お笑いの吉本興業は、その社員教育の厳しさでも有名ですが、特にあいさつの大切さは徹底的に仕込まれているのだと言います。

以前、どなたかが、普段はヘラヘラしていそうな人ほど、あいさつや礼儀はしっかりしなければならないと仰っていましたが、意外と企業に勤めている人よりも、フリーのアーティストさん達の方が、しっかりとあいさつされている場合も多いのかもしれませんね。

また、同じあいさつはあいさつでも、ディズニーランドのウィル(意思)、が入ったあいさつとコンビニなどの無理やり言わされている感があるあいさつでは全然印象が違います。当たり前ですが。

恐らく、ディズニーランドの入場ゲートのスタッフの方は一日、何百回、何千回とあいさつをしていると思います。

もしかしたら、もう人生の中で二度と会うこともない人かもしれないのに、一回一回のあいさつが色褪せず、あいさつの中にウィルがしっかりと刻み込まれていますよね。あいさつとはお互いの存在をしっかり確認し合う儀式みたいなものなのかもしれません。

Webでは、心のこもったあいさつはできません。しかし、お客様と直接対面であいさつすることができるのは、リアルな店舗があるハウスコムの強みでもあります。

たかが、十数年でWebが発達したところで、人間の本質はそれほど変わりません。少なくてもお互いの存在を認め合う儀式抜きにはいい仕事はできませんね。

◆金村 秀一「部下には『あいさつ』だけ教えなさい ~『ついていきたい』と思われる上司がやっている5つのルール」廣済堂出版、2014年 ◆三上ナナエ「たった一言でいい流れをつくる 『あいさつ』の魔法」朝日新聞出版、2016年

ハウスコム株式会社
代表取締役社長:田村 穂

<プロフィール>
経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)。中央大学商学部客員講師。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。

サービス・イノベーション室:安達

  • Twitter
  • Facebook

オススメの記事