わずか77日で東証一部へ上場「個(自分)が成長することにより、 成長するのは”会社”なのです。」

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2019年8月30日をもちまして、ハウスコムは東京証券取引所市場第一部に市場変更を行いました。東京証券取引所市場第二部への市場変更を行ったのが2019年6月14日ですので、わずか77日での一部上場となります。

実際、東京証券取引所に行って参りましたが、いよいよハウスコムもここまで来れたのかと、いまは日々全力で仕事に取り組んでいただいている従業員、外部のパートナー、そして、株主の方々に対して感謝の気持ちで一杯です。

セレモニーに参加して、私、役員、従業員ともども感無量という気持ちでしたが、JASDAQから東証第二部へ、そして、東証第一部に上場するにあたって、「ハウスコムは何のために上場しているのか?」ということを再度理解しておく必要があります。

上場企業とは単なる社会的なステータスではありません。上場企業とは、世の中の決められたルールに従って、高い成長性を維持し、株主の皆さまに対して、しっかりと利益を還元する必要があり、JASDAQ、東証第二部、東証第一部と上に上がっていくにつれて、そのプレッシャーも強くなっていきます。

まだまだ、規模も事業内容も比べものにはなりませんが、東証第一部と言うと、トヨタさんやソフトバンクさんなど、日本を代表する企業と同じ視野、目線で物事を考えていく必要があることでしょう。

ご存知の通り、日本問わず世界中でも企業の寿命というのは年々短くなってきています。こういった厳しい環境の中で、変化に対応しながら高い利益を上げつつも、ハウスコムの企業文化を維持していくということは、想像以上に難しいことです。

企業の寿命が短くなっているのに対して、逆に人生100年時代と言われ、人間の寿命はどんどん長くなっています。ハウスコムが今後も高い成長と生産性を維持していけるかは、従業員一人一人、「個(自分)」が成長することにより、成長する「会社」なのです。一人ひとりの努力で成長していく企業です。

また、私たちはよく「良い人材や協力パートナーさんはいないか?」と口にしてしまいがちですが、その前に、「ハウスコムは良い会社なのか?」、「ハウスコムは優秀な人材が活用できるための環境と事業規模を提供できているか?」という点を常に自問していかなければなりません。

社会的に大きなインパクトを与えながら、しっかりと収益を上げ、そして、新しいハウスコムの文化を作り上げていく。

東証第一部に市場変更をしたことで、今後はより社会性の強い事業転換が求められるようになってきます。

ひと昔前は、ただ単純に売上から経費を差し引いたものが利益でしたが、現代の世の中は決してそれだけが利益ではありません。ひと昔前は、地域の人達に商品やサービスを購入してもらうことがビジネスだったかもしれませんが、いまは決してサービスを購入してもらうことだけがビジネスではないです。

いまは、社会全体の利益と会社の利益が一致しなければ企業は成長していけませんし、何よりハウスコムが成長していくと共に地域も活性化していかなければ、上場企業としての役目を果たしているとは言えないでしょう。

株式市場を通じて、ハウスコムにお金を預けていただいている投資家の皆さまにとってはリターンがすべてであるため、長期的、短期的の両方の目線で株主の皆さまに理解していただけるストーリーをしっかりとつくっていかなければなりません。

これからは、社会性とビジネス的な成長の両立がさらに求められるようになっていき、営利と非営利の事業の境界線はどんどん曖昧になっていくことでしょう。

例えば、ハウスコムでは、スポーツを通して社会貢献を行う「マリモスト」や地域発展を活性化させる「ハウスコムファーム」を通じて、様々な団体を支援させていただいておりますが、これはただボランティアとして行っているのではなく、企業としての競争力をつけるためにやっていると捉えていただいても良いのかもしれません。

現代のような変化が激しい世の中では、時代に合わせて事業をピボットし、常の事業のドメインを広げる意識をしていかなければ、お客様が満足するサービスを提供し続けることはできないのです。

これからのハウスコムはテクノロジー分野にも力を入れ、住まいの「賃貸サービス業」から住まいの「サービス業」へと事業をシフトさせ、「地域社会で最も人によりそう住まいのデザインカンパニー」として、世の中のニーズにあったサービスを展開して参ります。

会的に大きなインパクトを与えながら、どう大きな収益を上げていくか、これは私の経営者としての最大の挑戦ではありますが、いまこの瞬間以上にこの仕事にやりがいを感じることはありません。

ハウスコムが東証一部に上場し、社会の皆さまに認められるにつれて、企業としてのプレッシャーも大きくなって参りますが、全力で皆さまのご期待にそえるよう前進して参りますので、引き続き皆さまのお力添えをよろしくお願い致します。

ハウスコム株式会社
代表取締役社長執行役員:田村 穂

<プロフィール>
経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)。2016年度、中央大学商学部客員講師に。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。

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