ハウスコムも支援をスタート! 焚き火や秘密基地もOKな子どもの遊び場「プレーパークせたがや」の活動を取材して来ました!

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ハウスコムでは、「地域貢献」をキーワードに、地域に根差したコミュニティ活動に積極的な支援を行っています。その取り組みの一環として、今年3月から世田谷区で子どもの遊び場を展開するNPO「プレーパークせたがや」に寄附を実施。今後、ハウスコム従業員の活動参加も視野に入れるなど、つながりを深めていく方針です。

「プレーパークせたがや」とは、どのような団体なのでしょうか? 活動の詳しい内容を知るべく、カスタマーサービスセンターの佐々木史さんが現地を訪れ、事務局事業担当の渡辺圭祐さんにお話を伺いました。

40年あまり地域住民が支えてきた子どもの遊び場

佐々木:「プレーパークせたがや」では、現在「羽根木公園」「世田谷公園」「北烏山もぐら公園」「駒沢はらっぱプレーパーク」の4か所で、子どもの遊び場を運営されています。前身となる組織が創設されたのは、1975年、今から40年以上前に遡るそうですね。

渡辺さん:当時、子どもの遊ぶ環境に疑問を感じていた世田谷区・経堂に住むご夫婦が、ヨーロッパで1940年くらいから普及していた“冒険遊び場”の存在を知り、日本でも同じようなものが作れないかと、地域住民が自主的に活動をスタートしたのがはじまりです。

佐々木:プレーパークには、公園のような“整えられた遊び場”とは違う魅力がありますよね。

渡辺さん:そうですね。それは創設者であるご夫婦のこだわりでもあります。というのも、子どもと一緒に公園に行ったとき、噴水の周りに「ここで遊ばないように」と禁止の張り紙が貼っていて、肩を落としている子どもの様子を目の当たりにして、窮屈さを感じたそうです。

そこで、プレーパークでは、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、従来の公園とは一線を画すような、子どもが好きなように遊べる場づくりを推進してきました。たとえば、ブランコや鉄棒といったいわゆる“遊具”は置いていませんが、廃材を使った秘密基地作りや、焚火、木登り、穴掘り、泥んこ遊びなど、子どもが自由で伸び伸びとした遊びを叶えるため、禁止事項は極力設けない方針で運営してきました。

佐々木:お子さんたちがとてもハツラツと遊んでいる様子が印象的です。現在、公園内の一角で「プレーパーク」を展開されていますが、近隣住民の方や公園を訪れる方から不安の声はなかったのでしょうか?

渡辺さん:たとえば、「焚火をすると洗濯物に臭いがつく」「イベント時、子どもの声がうるさい」など、色々なお声をいただくことはあります。もし役所にお声が入った場合でもプレーパーク側に伝えていただき、焚火のエリアやイベントの時間を工夫するなど、直接丁寧な対応を心掛けています。

「プレーパーク」は、地域に暮らす大人たちが「世話人」として運営しているので、そうしたお声を受け止める側も同じ住民です。対等な立場で話し合うことができるので、地域にとっても子どもにとっても、一番いい方法が何なのかを一緒に探ることができます。

小学校教師や大工のキャリアを持つ人まで! 遊びを見守るプレーワーカーの存在

佐々木:「プレーパークせたがや」では、ボランティアではなくお仕事として運営に携わる「プレーワーカー」がいらっしゃいますよね。プレーワーカーさんは、どのような役割を担っているのでしょうか?

渡辺さん:お父さんやお母さんの代わりに、子どもの遊びを盛り上げるのがプレーワーカーの役割です。毎年3月に採用試験があって、もともと小学校の先生や保育士をしていた人もいれば、大工や美術系の勉強をしていた人など、それまでのキャリアは本当にさまざまです。

いずれにしても、子どもの成長過程におけるプレーパークの価値を感じて、集まってきています。

佐々木:プレーワーカーさんは、「危ないから止めなさい」と制止する親御さんと、自由に遊びたいお子さんの間を取り持つこともあるそうですね。

渡辺さん:それは親御さんの心配の声でもあるので、止めるのが駄目というわけではありません。ただ、できないことに挑戦してみるのが大切で、「危ないから止めなさい」という発言は、子どものチャレンジ精神を抑え込んでしまうことにもなりかねません。そのため、プレーワーカーは、「まずは挑戦させてみて、もし今日できなくても、明日またチャレンジしてみましょう」というスタンスで、親御さんの気持ちにも寄り添うようにしています。

佐々木:やはり親御さんはお子さんを想うがゆえに、遊びの自由度よりも安全度を優先させてしまいがちですよね。

渡辺さん:我々もプレーパークにはじめて来られる方には、「お子さんから目を離さないでくださいね」とお伝えしています。ただ、柵がない滑り台や木の上に作ったツリーハウスに登ることで、「いま自分がどれくらい高いところにいて、落っこちたら痛いんだろうな…どうすれば落っこちずに遊べるのかな」と感覚や想像を働かせるようになるんです。

しかし、頑丈な柵や手すりがあるとそれを信用しますよね。でも、もしかしたらその柵も手すりも壊れているかもしれません。そのときに、自分を守る力が身につかなくなってしまいます。

プレーパークが身近にあることで変わる家族の暮らし

佐々木:プレーパークでの遊びを通して、生きていくうえでの力強さのようなものも身につくのですね。

渡辺さん:親御さんからは、お子さんの逞しい一面が発見できたというお声をいただくこともあります。あとは、やはり同じ年齢くらいの子で、ずっとプレーパークで遊んできた子どもたちとの動きの違いくらべて見て、のびのび外で遊ぶことの意義を感じてもらえるようです。

佐々木:自分が住んでいる地域にプレーパークがあることで、家族の暮らしはどのように変わると思われますか?

渡辺さん:子どもにとっては、学校や習い事のほかに、自分が過ごす場の選択肢が増えることになります。なかには親や先生にも話せないことをプレーワーカーに相談する子もいます。遊び相手として、相談相手として、頼れる大人が身近にいることは貴重です。

また、子どもだけではなく、プレーパークを見守る大人が大勢いるので、訪れることで自然と地域とつながるきっかけにもなっていると思います。近所にお住いの方も散歩がてらにふらっと手伝ってくださるので、親御さん同士だけではなくいろんな輪ができます。

佐々木:プレーパークはお子さんだけではなく、親御さんにとっても貴重な場なんですね。

渡辺さん:最近は、近隣だけではなく神奈川県や千葉県からも足を運んでくださるようになりましたが、全国には規模はさまざまですが地元の方の努力で続けてこられたプレーパークが400か所くらいあると言われています。いま住んでいる近隣の地域で、活動しているプレーパークがあればぜひ参加してみてほしいです。

佐々木:プレーパークの活動意義をとてもよく理解することができました。本日はありがとうございました!

(ハウスコムの支援)

ハウスコムは創業19年目になりますが、おかげさまで全国159店舗の拠点を展開できるまでに成長することができました。そのなかで、地域の玄関として幸せを運ぶ不動産会社でありたいという思いから、地域に貢献したいという想いがありました。ハウスコムとして何ができるんだろうと考えていたところ、地域コミュニティの活性化に長年にわたって寄与されている「プレーパークせたがや」の活動を知り、そのビジョンに共感し寄附をさせていただくことになりました。

今後は寄附だけではなく、本社の従業員や店舗のスタッフたちにも、ボランティアとして活動に参加してもらいたいと考えています。まずは、我々社員が参加して、活動の意義を体感することが大事だと考えています。また、店舗にプレーパークのポスター掲示や、お客様へリーフレットをお配りするなどして、周知のお手伝いもしていきたいです。全国には、まだまだプレーパークがたくさんあるので、行く行くは全店舗で活動を支援していくこともできるのではないかと思っています。

取材協力:YOSCA

ライター:末吉 陽子

サービス・イノベーション室:安達

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