つまらないゴミ拾いでも、そのゴミでクリエイティブなアートを創って考えたら、嫌でも楽しくなる。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.4

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電通総研が18~29歳の労働者を対象に働くことへの意識調査を行ったところ、回答者の3割が「できれば働きたくない」と答えています。

さらに、「1つの企業でずっと働いていたいと思う」と答えた人は2割しかいませんし、最近は本当に仕事も職場も楽しくないと感じている若者が多いんですね。

元ライブドア社長である堀江貴文氏は仕事の楽しさは“自分でつくりだすもの”だと仰っています。

なんでも、自身が服役中に課せられた仕事も紙袋をただひたすら折っていくという、楽しさを見出すには程遠い単純作業だったそうなんですが、この単純作業の中でも自発的に生産性を上げる工夫を凝らし、毎日、仕上げる個数を増やしていくことで、若干無理にでも、仕事に楽しさを感じていったそうです。

仕事内容というのはただ単純に「楽しい」や「楽しくない」の判断材料にはなり得ないのかもしれませんね。

これに関しては、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガー氏の実験が興味深いんです。

彼は、グールプを2つに別け、単純でつまらない作業を長時間させた後に一方には高い報酬を、もう一方には低い報酬を与えました。

すると、驚いたことに低い報酬を与えられた人たちの方が、単純でつまらないはずの仕事を「楽しい」と感じたという興味深い結果が出たんですよ。

フェスティンガー氏はこの結果を受け、低い報酬を与えられた人たちは「つまらない上に低い報酬」という不快感を解消するために、実際感じた“つまらない”という感情を“楽しい”という感情に上書きしたのだと結論づけました。

本当、物事の「楽しい」、「楽しくない」は感情の持ち方一つで大きく変わるんですね。もう一つ興味深い研究があります。

過去60年間に行われた60件の研究データを分析した結果によれば、人は楽しいと感じながら仕事をすればするほど、より協力的になり業績も上がるということが明らかになっています。

例えば、現在は絵本作家として活動しているお笑い芸人の西野亮廣さんは、ハロウィンのイベントにあやかって仮装し、渋谷のゴミを拾いをしたそうなんです。

それで、そのゴミでアート作品を作るというユニークなイベントを実施したところ、ゴミ拾いがいつの間にか「楽しいこと」に変化しました。おかげで参加者は楽しみながらも、朝を迎えるまでには渋谷の街はすっかりきれいになっていたそうです。

そう考えたら、楽しくない仕事なんて世の中に存在しないのかもしれませんね。もし、存在するのだとしたら、楽しくないのは、仕事ではなく、あなたの考え方なのかもしれません。

■参考書籍

1.堀江貴文 「ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく」 (2013年、ダイヤモンド社) Kindle 1115
2.茂木健一郎 「最高の結果を引き出す質問力」 (2016年、河出書房新社) Kindle  497
3.アンジェラ・ダックワース 「やり抜く力」 (2016年、ダイヤモンド社) Kindle 1704
4.西野亮廣 「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」 (2016年、主婦と生活社) p67-69

サービス・イノベーション室:安達

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