「育児短時間勤務制度」を活用しながら、制度改革も手がける!子育てサポート企業「くるみん」プロジェクトメンバーの事業推進部 営業管理課 鈴木里江さんに聞きました。

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9時10分から16時10分までの時短勤務を続けながら、子育てとの両立を実現させている鈴木さん。子育てサポート企業「くるみん」プロジェクトメンバーとしても活躍し、自身の経験を生かしながらさまざまな制度改革に注力しています。

ワーキングマザーとして感じるハウスコム社の働きやすさ、仕事とプライベートとの両立の工夫について話を聞きました。

「長く働ける環境に身を置こう」とハウスコムを選んだ

「宅建(宅地建物取引士)の知識を生かして、長く働ける会社に入ろう」。それが、28歳でハウスコムへの中途入社を決めた理由でした。将来、子どもができてもずっと働き続けたいと思っていたので、当社の育児休暇取得実績は、決め手のひとつでした。

もともと看護師を目指して大学に進学したのですが、家族の介護を理由に中退。アルバイトで生活していた私に、父が「宅建の資格をとるといい」と勧めてくれました。両親ともに宅建資格を持ち、工務店で働いた経験があったので、今後のキャリアに必ず生きるだろうと考えてアドバイスしてくれたのでしょう。

宅建の知識を生かした仕事に就く、という目標ができてからは、建築事務所で働きながら勉強を重ね資格を取得。その後、不動産賃貸会社で宅建事務として3年間経験を積みました。物件情報のデータ入力や間取り図などの資料作成、お客様への重要事項説明の読み上げや契約書類の作成など、宅建事務としての基本業務を学んだ場でした。

次へのステップアップとして転職を考えたきっかけのひとつは、結婚でした。夫の転勤により、地元・横浜から埼玉県へ引っ越しをするため退職。そのとき、「将来出産することを考えると、仕事と両立しながら働き続けられる環境が必要だ」と強く感じたのです。

ハウスコムには、育児休暇取得実績のほかにも、性別や年次、バックグラウンドに関係なく、手を挙げた人や実力のある人に仕事を任せていく社風を感じました。「ここならどんなライフイベントとも両立しながら仕事を続けられるのでは」と思い、入社を決めました。

周りの温かいサポートに恩返ししたいと思った

入社後は、埼玉県上尾市の店舗に宅建事務として配属され、1年8カ月間、現場を経験。本当はもっと長く現場で経験を積みたかったのですが、妊娠が分かり、さらに切迫早産の危険性があるとのことで、3カ月間入院することに……。同僚や先輩に仕事をお願いするのが申し訳なく、病院から店舗に電話をかけて仕事を進めたこともありました。

「もう(会社を)辞めた方がいいのではないか」と弱気になったことも数知れず。でも、「こちらのことは心配しないで」と業務をカバーしてくれる周りの皆さんに、復帰後に恩返しをしたいという気持ちが強くなっていきました。

現場と本社の両方を知る自分だから、できる仕事がある

1年半の産休・育休を取得後は、9時10分から16時10分の時短勤務で復帰。本社配属となり、全国の店舗から上がってくる契約書類など重要事項の確認をはじめ、店舗の営業業務を円滑に進めるためのサポート業務を担っています。店舗にいたときは、「契約書類を本社にあげているのに、なかなか確認してくれない」とやきもきすることもあったのですが、本社配属になり、その大変さを痛感。店舗としては、お客様にはやく情報を提供したいのでスピードを求めますが、本社としてはコンプライアンス上問題がないかといった、企業全体の信用を担保する丁寧なチェックが不可欠です。

店舗と本社の両方を見てきたからこそ、確認が遅れている事項については店舗に状況を共有し、こまめにコミュニケーションをとるなど、できることはたくさんあると感じています。ほかにも、システムを見やすい形にして契約書類の確認スピードを上げたり、書類のPDF化による情報共有のスピードアップを図ったりと、業務改善を積極的に進めていきたいと思っています。

現在の部署は、社員10人中、私を含む3人が時短勤務をとっています。上司が、子育てと仕事との両立にとても理解があり、娘が熱を出して休んだり、急に帰らなくてはいけなくなったりしても、快く送り出してくれるのが本当にありがたいです。ハウスコムには、時間有給制度があり、1時間単位で有給申請ができます。急な呼び出しで15時に退社しなくてはならなくなったとき、半休ではなく1時間の時間有給をとれたり、事後報告でも申請を受け付けてくれたりする点にも、会社側の理解を感じますね。

「くるみん」取得を目指し、風土改革も手がけたい

業務と並行して手がけているのが、子育てサポート企業「くるみん」プロジェクトです。メンバー4人で「くるみん」の認定を目指すべく、働きやすい環境づくりのために制度改革を進めてきました。実際に実現させたものとして、育児休業や時短勤務の制度利用の延長があります。育休は「子どもが2歳になった年の翌4月末まで取得可能」とし、時短勤務は「子どもが小学校に入るまで延長可能」に。男性の育休取得も促進しています。

制度の変更には、社長以下経営陣へのプレゼンが必須です。もともと人前で話すのは得意ではなかったのですが、メンバーが4人しかいないのでやるしかありません(笑)。例えば育休取得期間の延長については、関東圏の保育園事情についてデータを集め、なぜ延長が必要なのかを客観的事実に基づいて説明していきました。どう伝えれば、相手は納得してくれるのか。資料の作り方や説明の仕方でも試行錯誤を繰り返し、実践する場を多くいただけていることは、ビジネスパーソンとして貴重な成長の機会をもらっていると感じます。世の中の動きを知るきっかけにもなり、社内外の情報に敏感になりました。

私自身、職場や夫、家族の支えがあってはじめて、仕事と育児の両立ができていると感じています。制度の充実のみならず、子育てへの理解を広め、気兼ねなく制度を活用できる風土づくりにも、もっと力を入れていきたいと考えています。

取材協力:エートゥジェイ

<フリーライター>
取材・文:田中 瑠子

<プロフィール>
株式会社リクルートで広告営業を3年間経験。のち、幻冬舎グループで2年間の書籍編集を経て、フリーランスの編集・ライターに。東京ヤクルトスワローズのオフィシャルライターとして選手、監督インタビューを3年間行い、人物インタビューの経験を積む。同時に、実用書、ビジネス書、雑誌の執筆を幅広く手掛ける。

サービス・イノベーション室:安達

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