社内の多様性こそが、お客様の多様性に繋がる。

令和元年10月27日(日)に熊谷スポーツ文化公園で行われた「彩の国ふれあいピック」に参加して参りました。

これは埼玉県障害者スポーツ協会が毎年開催しているもので、この大会には今年の3月にアラブ首長国連邦で行われた「2019年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・アブダビ」の銅メダリスト(800m競走・4×100mリレーの2種目)で、普段はハウスコムが運営する「ハウスコムファーム」で働いてくれている澤野能文(さわのよしふみ)さんが出場し、ハウスコムのボランティア・スタッフと一緒に応援に行ってまいりました。

ハウスコムがこういった障害者のイベントを支援している背景には、企業理念でもある多様性の尊重があり、組織内で働く人達の多様性こそが、ハウスコムに来店していただくお客様の多様性に繋がっていきます。

全国にある182店舗のお店には、若者、ご年配の方、外国人、そして、障害者の方など、異なった価値観をもったお客様が毎日のように来店されますから、当然のことながら、ハウスコムで働く人達にも、自分とは異なった価値観をしっかりと理解する能力が求められるのです。

また、私のような50歳を超えた人間の価値観では、優れた会社とは多くの売上と利益を上げ、株主の皆様にしっかりと還元をしている会社だったのかもしれません。

もちろん、それは今でも大切なことは間違いありませんが、現在、欧米の国々では非営利の企業が営利の企業よりも速いスピードで雇用を生み出しており、世の中はただ利益を追求し続ける企業よりも、大きな社会問題を解決するためにお金と時間を使う企業を評価しはじめているのです。

知的障害を抱える澤野さんは、ハウスコムファームで働きながら、日々陸上の練習に取り組んでいます。実の妹が障害者でもあったアメリカのジョン・F・ケネディ大統領は演説の中で、「私は、この国を、障害者が税金を払えるような国にしたい。」と述べました。

障害者の方が健常者と同じ仕事をこなすことは難しいですが、障害者の方には、障害者の方にしかできない仕事がきっとあるはずで、そういった場をハウスコムが提供し、社会問題をひとつひとつ解決していくことが、売上や利益とは別に世の中に貢献できるソーシャル・インパクトなのでしょう。

ハウスコムは障害者支援の他にも、ガンになってしまった方や奨学金返済の支援もしています。ビル・ゲイツは、世界最大の慈善基金団体を設立して、世界の様々な社会問題を解決する支援をしていますが、なぜビル・ゲイツが世界一大きなソーシャル・インパクトを起こせるのかと言えば、彼が世界一のお金持ちだからです。

どれだけ社会の問題を解決して、世の中に貢献したいと思っても、しっかりとした基盤がなければ、ただの夢物語で終わってしまいます。そういった意味では、ハウスコムが障害者支援を含めた様々なソーシャル・インパクトを生み出せているのは、日々店舗の皆さんが頑張って売上を上げてくれているおかげなのです。

売上だけではなく、ソーシャル・インパクトも同時に意識して仕事ができるようになると、意識のレベルが一段上がり、もっと広い視点で世の中を見れるようになっていきます。

ハウスコムは非営利企業ではなく、営利企業ですが、これから様々な社会の問題が表面化していく中で、営利と非営利の境界線はどんどん曖昧になっていくのかもしれません。

自分が消費者の身になってみれば分かりますが、何かサービスを受けたりする時は、ただビジネスとしておこなっている企業よりも、ビジネスを通じて大きな社会問題を解決しようと挑戦している企業からモノを買ったり、サービスを受けたいものです。

澤野さんが様々な場所で活躍してくれることで、ハウスコムの社会貢献度も上がっていきます。

これからも微力ながら全力で澤野さんの活躍を支援していきますので、皆様のご協力をお願い致します。

ハウスコム株式会社
代表取締役社長執行役員:田村 穂

<プロフィール>
経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)。2016年度、中央大学商学部客員講師に。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。

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