社交的なリーダーよりも内気なリーダーの方が、チームのパフォーマンスは格段に上がる。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.19

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会社では、明るく社交的な人が「仕事がデキる人」として認識される傾向にありますね。反対に、暗く引っ込み思案な人は、どこか頼りなさを感じさせてしまうもの。このように、明るく社交的な外向型と、おとなしく引っ込み思案な内向型を比較すると外向型の人の方がメリットが多いように思えますが、実はそうとも限りません。

ハーバード・ビジネス・レビューによれば、外向型の人がリーダーになった場合、部下のアイデアを聞くよりも自分で取り仕切ることに意識が向いてしまう傾向にあるそうですが、内向型の人がリーダーになった場合は、他の人のアイデアには慎重に耳を傾け、部下が活躍できるように行動するんだそうです。

そのため、内向的なリーダーがいるチームのパフォーマンスは、外向的なリーダーがいるチームよりも高くなると言います。

また、内向型の人の多くは自分の言動が他人にどのような影響を与えるのかに対し過敏であるため、より広い視野をもって人間同士のかかわりを見る特徴もあるんだそう。自分の言動が他人にどんな影響を与えるかを常に気にするからこそ、部下の意見をしっかり聞くなど、リーダーとしてメンバーを思いやることにも長けているんでしょうね。

アップルの共同設立者の一人、スティーブ・ウォズニアック氏は、コンピューターの設計などコンピューター産業の基盤を作った人物。ウォズニアック氏の技術力の高さは「ウォズの魔法使い」と呼ばれるほどで、2014年には「工学分野において人類にすばらしい影響を与えた人」に贈られるHoover Medalも受賞しています。そんな彼もまた自身を”内気な人間”と分析しているんです。

「これまで会った発明家やエンジニアの大半は僕と似ている―内気で自分の世界で生きている。ひとりで働け。独力で作業してこそ、革新的な品物を生みだすことができる。委員会もチームも関係なく。」―スティーブ・ウォズニアック氏

建築家や数学者、エンジニアなど各分野で大きく貢献した人々からなるAグループと、各分野でそれほど革新的な業績を上げていない人々からなるBグループを対象に、性格検査や問題解決能力を測る実験を行ったところ、Aグループのすばらしい創造性に富んだ人々は内向型という結果が得られたんだとか。

内気な性格だから自信が持てないなんて言わないでください。内気な性格のあなただからこそ、面白いアイデアを思いつくことができるし、いいリーダーになれる可能性だってあるんです。

◆マーティ・O・レイニー 「内向型を強みにする―おとなしい人が活躍するためのガイド」 (2013年、パンローリング株式会社) Kindle ◆スーザン・ケイン 「内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える」 (2015年、講談社) Kindle

サービス・イノベーション室:安達

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