健康な会社であれば、”意識しなくても”利益は自然と出るんです。<田村 穂>-コラム Serendipity-Vol.16

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トヨタ自動車の豊田章男社長が「先生」として慕っている、伊那食品会長の塚越寛さんが考える「年輪経営」のお考えが非常に素晴らしかったので、少しご紹介させて下さい。

会社が利益を重視するのは当然のことです。ましてや、上場会社であれば、それはなおさらでしょう。しかし、塚越寛さんは「利益はウンチ」だと言います。どういうことでしょうか?

ウンチを出すことを目的にして生きている人はいませんよね。ウンチは体を壊して、下痢や便秘になると上手く出ませんが、健康な体であれば、意識しなくても、自然と体から出てきます。利益もこの原理と同じです。つまり、利益(ウンチ)を出そうと思ったら、利益(ウンチ)を出そうと努力するのではなく、健康な会社(健康な体)を作ればいいわけです。

塚越寛さんは、結果は出すものではなく、やることをやったら必然と出るものだとも言います。

「良い会社」と「いい会社」の違いはなんでしょうか?「良い会社」とは給料が高く、大規模に拡大していて、雑誌なんかの働きがいのある企業ランキングの上位に毎年選ばれるような会社かもしれません。

「いい会社」というのは、同じように聞こえても、意味が全然違います。「いい会社」とは、経営上の数字だけではなく、従業員、取引先、地域の方々、そして一般消費者の方々の日常会話の中で、「ハウスコムって、いい会社だよね」と常に言ってもらえる会社のことです。

どんなに枝葉を伸ばしても、幹を太くして、毎年しっかりと年輪を刻んでいかなければ、木はすぐに倒れてしまいます。

利益(ウンチ)を出すために働くのではなく、特に意識しなくても、ウンチが出る健康な会社を作っていきましょう。

急がなくても、ゆっくりでいいんです。

ハウスコム株式会社
代表取締役社長:田村 穂

<プロフィール>
経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)。中央大学商学部客員講師。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。

サービス・イノベーション室:安達

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