再配達に費やされる時間は一日あたり約50万時間。この問題を不動産が解決するには。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.58

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いまや私たちの生活になくてはならないネット通販。2006年には約29.4億個だった宅配便取扱個数は、2016年の時点で約40.2億個と急激な勢いで増加しています。加えて、宅配便全体の約2割を占めると言われる再配達の件数も、年間8億個近くまで増えているそうです。

国土交通省の調査によれば、再配達のために、年間で東京ドーム3200個分に相当する約42万トンのCO2が発生し、年間で労働者9万人の労働時間に相当する約1.8億時間(一日あたり約50万時間)が費やされていることが分かりました。

この宅配便問題を解決するために各運送会社は様々な対策を講じていますが、不動産業の見地からも、何か有効な解決策を提示できないものでしょうか。

昨年10月、米・Amazonは「Amazon Key」と呼ばれる配達サービスを発表しました。遠隔操作で開錠できるスマートキーと玄関の様子を映し出すクラウドカメラのセットを250ドル(約2万5000円)で購入し設置するだけで、利用者は不在時も荷物の受取りができるようになりました。

自分の不在時に家に入られるのが不安という考えもあるかと思いますが、このサービスでは配達員がドアを開けることができるのは一度だけで、ドアが開く直前からクラウドカメラが自動で作動し、録画を開始します。さらに利用者はリアルタイムでその様子を視聴することができます。

(amazon.com)

実は、このような取り組みは日本でも始まっています。スマートフォンでドアの鍵を開閉できる「Ninja Lock」を販売する株式会社ライナフは、全部屋にスマートロックを配備することで、不在時でも家事の代行サービスや宅配便、クリーニングの配達を受けられる賃貸マンションをスタートさせると発表しました

宅配業者等の各事業者がこのマンションを訪問すると、専用コールセンターが事業者スタッフの本人確認をし、スマートロック付き玄関ドアの遠隔操作により開閉を行います。事業者スタッフは室内に入りますが、居住スペースに入る為のドアは錠前付きなのでそれ以上中に入ることはできません。また玄関での人の動きを察知するクラウドカメラも設置されているためスマートフォンからいつでも映像を確認できます。これにより、宅配便の他にも野菜やお弁当、クリーニング済みの衣類やレンタル衣装の宅配といった様々なサービスを屋外にいながら享受できるようになるのです。

(ninjalock)

単身世帯や共働き世帯の増加などライフスタイルが多様に変化した、いまの時代。共働きがここまで一般的になる前は、もちろん自宅が長時間不在になることもなく、宅配便を受け取れないという問題さえ取り上げられることもありませんでした。

より豊かな暮らしを実現していくために。時代の変化に合わせて、不動産のあり方も変化していかなければならないのです。

サービス・イノベーション室:前原

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