「そこそこ贅沢はできるが都会のストレスに日々耐える暮らし」or「少し質素だけど地方でのんびり自由な暮らし」―あなたはどちらが”いい”でしょうか?ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.55

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皆さんは東京のたとえば表参道に住むのと日本から遠く離れた南米の国・キューバに住むのと、どちらがいいですか?――おそらく、ほとんどの人が表参道を選ぶのではないでしょうか?

本日は、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんが書かれた「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」という本を参考にしながら、お金や自由という概念について少し考えてみたいと思います。

もともとキューバという国はアメリカと長い間、敵対関係にありました。しかし2014年、オバマ元大統領がキューバとの国交正常化に向けた交渉を開始したことから、今後アメリカ文化がキューバに流れ込み、キューバという国が大きく変わることが予想されています。

若林さんは仕事などを通じて様々なところを訪れた経験から「東京も、ニューヨークも、ソウルも、台北もスターバックスとマクドナルドを片手に、同じシステムの中に生きて、みんな同じ顔をしていた」とおっしゃっています。

一方でまだ先進国の影響を受けず、世界から孤立しながらも独自の生活スタイルを貫いているキューバの人々。彼らの暮らしは貧しくても、満員電車に乗る必要もなければ長い会議に参加する必要などもちろんありません。そういう意味では比較的”自由”な生活を送っていることでしょう。

若林さんはキューバでたまたま見かけた野良犬について、本の中で次のように述べているんです。

「真っ昼間の炎天下のカバーニャ要塞、死んでいるかのように寝そべっている野良犬になぜか目を奪われた。薄汚れて手厚く扱われている様子はないが、なぜか気高い印象を受けた。カバーニャ要塞内ではよく野良犬を見かけた。野良犬たちは、通りすがりの観光客に媚びてエサを貰っていた。 」

「東京で見る、しっかりとリードにつながれた、毛がホワホワの、サングラスとファーで自分をごまかしているようなブスの飼い主に、甘えて尻尾を振っているような犬よりよっぼどかわいく見えた。」

「あの犬は手厚い庇護を受けていない。観光客に取り入って餌を貰っている。そして、少し汚れている。だけれども、自由だ。誰かに飼いならされるより自由と貧しさを選んでいた。ぼくの幻想だろうか?それとも、キューバだろうか。 」

皆さんはどう感じますか?このことは犬についてだけではなく、人間についても同じことが言えるのではないでしょうか。

そこそこの給料をもらえてはいるが、満員電車での通勤とストレスを感じる仕事に日々耐える生活で満足なのか?それとも、少しくらい貧しくても地方で徹底的に自由を謳歌できる生活がいいのか?

どちらが”正しい”という話ではないと思いますが、自分自身が「お金と自由のどちらに優先度をおいているのか」をしっかり考えてみる必要があるのではないかと思います。

すぐに結論が出る話でもないと思いますが、仕事を決めていく上ではこういった明確な価値観を持っていないと、仕事だけではなく人生も無意味なものになってしまうような気がしてなりません。

◆若林 正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」(KADOKAWA、2017年)

サービス・イノベーション室:前原

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