モチベーションは上げるものではない。デキる人ほど、やる気がないように見えることもある。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.52

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「モチベーションを高く持て」とは、今日、多くの会社で当たり前のように言われていることですね。でも、モチベーションなんて上げようと思っても簡単に上げられるものではありません。

情報番組「とくダネ!」にコメンテーターとして出演している田中雅子さんは、外資系企業で部長を務めた後、ユニクロでマネジャーとして活躍、現在は自身の会社を創立するなど、華々しいキャリアの持ち主です。そんな彼女は意外にも、社会に出てから20年の間一度もモチベーションが上がったことはないんだそうです。

モチベーションは仕事をする前に上げるものではなく、仕事をして結果を出した時に初めて心に宿るようなものと田中さんは指摘されています。仕事をするにあたってモチベーションを意識する必要なんてないというのです。

また「仕事で結果を出すためにはヤル気は問題じゃない」と話すのは、経営評論家として活躍している坂口孝則さん。

大学卒業後に入社した会社で資材部に配属された坂口さんは、仕事にまったくヤル気を感じていなかったそうです。生産に使う部材の伝票を発行しては取引先に納期催促の電話をかけるという作業を繰り返すばかり。仕事で失敗して上司に怒られることもあったと言います。

「もう怒られるのはイヤだ。」そう思った坂口さんは、怒られないための対策を考え始めました。取引先に納期を遅延させないように進捗書を配布、時には取引先に直筆でお礼状を送るなど、モチベーションではなく仕事のやり方を変えていったのです。次第に仕事の技術は向上し、怒られることもなくなったのだとか。

20年以上にわたり、さまざまな企業のデキる社員にインタビュー調査を行ってきたコンサルタントの相原孝夫さんは、デキる社員ほど飄々とした印象を受け、まるでヤル気がないように感じると言います。

さらに、彼らには仕事に対して特別強い情熱や理想があるわけでもないそうです。ただ一つ共通しているのは、「社会人としてやるべきことをやっているだけ」という醒めた考えを持っていること。だからこそ、ヤル気の有無に関係なく粛々と仕事に取り組めることができるのでしょう。

「モチベーションを高く持ってこそ良い仕事ができる」という信仰が蔓延しているように感じますが、実はモチベーションなんて関係ないのかもしれません。それより仕事の進め方を見直してみた方が、よっぽど良い仕事に繋がるような気がします。

◆相原孝夫 「仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか」 (2013年、幻冬舎) Kindle ◆坂口孝則 「モチベーションで仕事はできない やる気が出ない人のための新しい働き方」 (2012年、KKベストセラーズ)

サービス・イノベーション室:前原

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