もう、どうやったら成長できるかなんて考えるのをやめろ。「考える大人より、考えない子供の方が成長が圧倒的に早い。」ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.42

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たくさんのギャグ漫画を生み出した赤塚不二夫さんが亡くなってから今年で10年。赤塚さんの生誕80周年を記念して制作されたテレビアニメ「おそ松さん」が放送されるなど、今もなお赤塚漫画の人気は衰えていません。

とにかく面白いことが大好きだった赤塚さんは、そこに中華料理のターンテーブルがあるだけでギャグになるアイデアが瞬時に10個は出てくるほど創造性に富んでいたそうです。大のイタズラ好きでもあったそうですが、赤塚さんはそんな自分自身について「子どものような大人である」と説明していました。

「児童漫画家は“大人のような子供”であり、“子供のような大人”でなくてはなりません。(中略)ぼくは時々考えるのですが、人生をかくのごとく生きるということは大変楽しいものです。ですからぼくも、おそ松イコール赤塚、チビ太イコール赤塚のつもりで生活したいと思っているのです。児童漫画は悟りや達観の境地といったところからは生まれてきません。若く未完成で混沌としたエネルギーがその源です。」ー赤塚不二夫さん

元陸上選手の為末大選手はスランプに陥っていた際、どうすればよりスピードが出せるかを頭で考えたそうです。しかし、いくら考えたところでスピードは出ず、スランプから抜け出せずにいました。

焦りばかりが募る中、為末選手は今までトライしたことのなかったボールを使ったトレーニングの他、クラシックバレエやヒップホップなどのダンスもトレーニングとして取り入れました。その楽しさにのめり込んでいった為末選手は、「どうすれば速く走れるか」などと頭で考えることがなくなり、楽しんでいるうちにいつの間にかスランプから抜け出していたそうです。

ノース・ダコタ大学のダーリヤ・ザベリナ氏とマイケル・ロビンソン氏が行った研究では、「簡単か・難しいか」「できるか・できないか」といった理論的なことを気にせず、”子どものように考えること”で発想力がアップすることが明らかにされています。

この研究では、片方のグループには「7歳の子ども」になりきるように指示、もう一方のグループには何の指示も出さずに想像力テストを受けてもらいました。すると、「7歳の子ども」になりきったグループの方が優れた独自の発想をし、柔軟で自由な思考力を発揮したそうです。

もしかしたら、良いアイデアとは考えることを忘れているうちに生まれるものなのかもしれません。難しく考えるより、まずは楽しめそうなことに夢中になってみてはいかがでしょうか。

◆ラッキィ池田 「「思わず見ちゃう」のつくりかた 心をつかむ17の「子ども力」」 (2017年、新潮社) ◆為末大 「「遊ぶ」が勝ち 『ホモ・ルーデンス』で、君も跳べ! 」 (2013年、中央公論新社 Kindle ◆ウォーレン・バーガー 「Q思考―シンプルな問いで本質をつかむ思考法」 (2016年、ダイヤモンド社) Kindle

サービス・イノベーション室:前原

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