UBERが普及すれば、もう「駅からの距離」は物件の価値とは関係なくなるだろう。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.39

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東京では公共交通機関が発達していることもあり、駅やバス停が近くにある駅近物件が人気です。徒歩1〜6分以内に立地している物件であれば不動産価格にも大きな差はありませんが、徒歩7分以上離れたエリアになると物件価格は途端に下落すると言われています。

例えば首都圏では、駅から徒歩1分と徒歩7分の新築マンション坪単価の差は約4万円にもなるそうです。東京に住む人たちが電車やバスを主な移動手段としている限り、駅から近い物件と遠い物件の格差が埋まることはないかもしれません。

アメリカの不動産デベロッパー会社・Maximus Real Estate Partners社は、駅から遠い物件であっても駅から近い物件同様に移動に困らない環境に整えるべく、UBER社が提供する相乗りサービスのUber poolを活用しながら、サンフランシスコにある152エーカー(およそ60万平方メートル)に及ぶ広さの集合住宅「パークマセッド」の再開発に取り組んでいます

実は、パークマセッドは市街地から4km前後離れている上に駅やバス停からも離れた場所に位置しており、利便性の面では決して良好な立地とは言えません。そこでMaximus社は住民の交通手段を増やすことで利便性をアップさせようと、パークマセッドの住民に対してUber poolを通常料金より安価な特別価格で利用できるサービスの提供を開始しました。

さらに、Maximus社は電車/バスやUBER利用時に使える乗車カード$100分を住民に支給するなど、自家用車を所有しなくても移動に困らない住宅環境づくりを目指しているのです

このように移動に関する不便さが払拭されれば、車を所有していない場合でもパークマセッドを住まいとして選択する人も出てくるでしょうし、UBERを利用することで電車やバスの時刻に縛られることなく行動することも可能になるでしょう。

この先本当にパークマセッドの住民の多くが自家用車を所有しなくなったなら、広大な駐車場スペースが不要になる日がくるでしょう。Maximus社はその土地を遊歩道やサイクリングコースなどに変えて有効活用することを計画しています

電車やバスの時刻にとらわれることなく自分の都合で自由に移動ができる「駅から遠い物件」は、今後「駅から近い物件」以上の価値を持つようになるかもしれません。

サービス・イノベーション室:前原

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