成長したければ、同僚、恋人、友人、そして家族のすべてに 嫉妬して下さい。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.31

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心理カウンセラーとして7年、およそ3000人にカウンセリングを行ってきた川村佳子さんは、相談者にはある共通点があると指摘していました。その共通点とはズバリ「嫉妬」。家族や友人、同僚、そして恋人など、川村さんいわく、あらゆる人間関係にまつわる悩みは「嫉妬」が引き金になっていると言います。

私たち人間は“他の人より自分が優れている”と証明したい欲求を持っているため、そもそも、“人間は他者と自分を比較する生き物”という前提があるのだそうです。嫉妬とは、喜怒哀楽のように誰にでもある感情だということです。

国民栄誉賞も受賞した女優の森光子さんが主演を務めていた舞台劇と言えば「放浪記」ですが、この原作者で知られる小説家の林芙美子さんを突き動かしていたのはまさに「嫉妬」という感情でした。

貧しい子ども時代を過ごし、苦労に苦労を重ねて小説家になった林芙美子さんはライバルの進出を決して許さなかったと言います。人気が出そうな新人作家がいれば、その作家たちに仕事を渡さないためにひとりで小説の仕事をどんどん引き受けていたそう。同じ作家仲間のとある女性は、そんな林さんの仕事ぶりを「脅威」という言葉で書き残しているほどです。

鉄腕アトムやブラック・ジャックなど数多くの人気漫画を生み出した手塚治虫さんも、“嫉妬の塊”のような人間でした。

息子の手塚眞さんが「(手塚治虫は)負けたくないという意地が、自分を奮起させるエネルギーとなっていた」と話しているように、彼は人一倍負けん気が強かったのだとか。自分以外の漫画家の人気を絶対的に許すことができず、他人のマンガをやみくもに批判していたそうです。

数々の人気漫画を世に送り出し巨匠と呼ばれるようになってからも、新人の漫画家ですらライバル視する手塚治虫さんは編集者やスタッフに笑われていました。「自分がいつでもイチバンの漫画家でなくてはならない」という思いが彼の創作意欲を掻き立てていたのでしょう。

ほとんど不眠不休で漫画に向き合って生きた手塚さん。胃がんで亡くなる間際まで病室のベッドでマンガを描き続け、生涯、604作もの漫画を描き残しました。

なんとなくネガティブなイメージを感じてしまう「嫉妬」という感情。でも、嫉妬した相手が持っている才能や資産などと同等以上のものを得たいという気持ちは行動の原動力になるため、「嫉妬は出世に必須の感情」と脳科学者の澤口俊之さんは説明しています

嫉妬するということは自分が相手より劣っているということを認めてしまうことにもなりますから、できれば隠しておきたいですよね。でも、もし正直に「嫉妬」という感情に向き合うことできたら…。あなたも、出世が約束されたビジネスパーソンに成長することができる…かもしれません。

◆川村佳子 「嫉妬のお作法」 (2014年、フォレスト出版) Kindle ◆片田珠美 「嫉妬をとめられない人」 (2015年、小学館) Kindle

サービス・イノベーション室:前原

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