2030年には仮想世界の中で、家を買ったり、住む場所を決めたりするのが当たり前になるだろう。ハウスコム株式会社 – コラム – Vol.24

  • Twitter
  • Facebook

ゴールドマンサックスの調査によれば、VR(バーチャルリアリティ)、AR(拡張現実)のテクノロジーは徐々にビジネスの市場に浸透し始め、2025年には、不動産市場だけでも2600億円のマーケットになるだろうというレポートを出しています。

現在、まだ家の中ををすべてVRでスキャンするためには3万円〜7万円のコストがかかるため、基本的に値段が高い物件がVR内見の対象になっていますが、次の数年で劇的にコストが下がることが予想されており、VR内見が普及することによって今よりも圧倒的に短い時間で数多くの物件を見ることができるようになります。

特に交通渋滞が酷いアメリカのロサンゼルスなどでは、10軒の家を見るだけで2日もかかってしまい、それ以外にも海外の人たちが「ちょっと内見したい」という時などはわざわざ何十時間もかけて飛行機に乗ってやってこなくても、VRを使えば気軽に物件をチェックすることができることでしょう。

MatterportというVRのサービスを提供している会社で不動産を担当しているMarc Rehbergerさんは「私たちが住んでいる世界のデジタルコピーを(VR上に)作り上げる」と豪語し、roOomyというテクノロジーの会社が提供するサービスを使えばカタログの中にある10万個以上の家具を実際、VR上で自分の好きな位置に設置してみることもできます。

現在であれば、まだ住んでいる人がいるため、自分の好きな配置で家具を設置してみることなどできませんが、VR上で家具を並べてみれば、あたかも自分がもう引っ越したような感覚で住む家を選ぶことができます。

(写真:matterport.com/rooomy.com/)

まだまだ、VRを見るためのヘッドセットは値段が高いため多くの人の手に渡るのには時間がかかるかもしれません。しかし、最近ではグーグルが提供しているカードボードをスマホに設置すれば、誰でもVRを体験でき、15年〜20年後にはVRの世界だけで家を買ったり、住む場所を決めたりするのが当たり前になってくることでしょう。

VRが普及すればするほど、家や賃貸を売るためのストーリーの伝え方も大きく変わってくるため、部屋を探したり、引越したりすることがより一層楽しみになりますね。

サービス・イノベーション室:安達

  • Twitter
  • Facebook

オススメの記事