2019年は覚悟の年「平成が終わるという時代の節目に、古い考え方や過去の成功はすべて捨て去る。」

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あけましておめでとうございます。今年も引き続きよろしくお願い致します。

昨年は、社内ドリームチーム・プロジェクト、中国のベンチャー企業視察、社内ビジコン、そして、20周年のイベントなど様々なことに挑戦した一年でした。

特に、パシフィコ横浜に全従業員とそのご家族、総勢3000人以上集めて行った20周年のイベントでは、ハウスコムをここまで育ててくれた皆さんと密の濃い時間を過ごすことができ、本当に充実したイベントでした。

今年も、住まいを通し新たな価値を提供するライフスタイル・カンパニーとして、どんどん新しいことに挑戦して参りますので、ハウスコムをどうぞ宜しくお願いします。

大体、私はこの年末年始に会社の一年の計画を考え、繁忙期の様子を見ながら、具体的なタスクを社内の人たちと相談しながら決めていくようにしています。

昨年は仲介の本業の目標達成をもっとシビアに考えていこうという話から始まり、店舗ではなく、本社でできる仕事はどんどん本社でくみ取るように制度を整えて、店舗の人たちが営業に集中できるよう環境を整えていきました。

もう従業員の人たちには、何度も何度も同じことを繰り返し伝えていますが、ただがむしゃらに努力をするのではなく、「どうやったらもっと効率的に、今まで以上の成果を出すことができるか?」ということを自らの頭で考えることが、これからは大切になってきます。

一日は24時間しかありませんから、何か新しいことに挑戦するためにはいま行っている仕事を誰かに任せたり、効率化したりすることで、時間を作り出していかなければなりません。

例えば、いま地域の情報を配信する能力が必要とされていますが、「言葉にできない地域の素晴らしさ」をお客さんに「言葉」として伝えていくためには、まずは自分自身が「言葉にできない体験」する必要があります。

私も日々、様々な地域に足を運びます。そこで思うことは、日本の各地域は本当に魅力だらけで、まだまだその魅力をお客さんに全然伝えきれていないということです。

そう言った意味で、地域の魅力を伝えていくためには、まずは店舗の人達が仕事の効率を上げ、働く時間を短くしたり、有給をしっかり消化したりすることで、人生を楽ししむ努力をしなければなりません。

日々、「言葉にできない体験」をしていれば、地域の情報を発信しようなんて思わなくても、地域の魅力が自然と口から出てくるものです。

今年はぜひ、仕事以外のプライベートも充実させて、仕事以外のところで得た経験を仕事の中で生かす「ワーク・ライフ・ハーモニー」を実現させていきましょう。

場所、人、そして、仕事の境界線をどんどん無くす。まずは考えるよりも、行動を起こせる人材を育てていく。

昨年は、従来であれば、なかなか接点のない異業種や外国人の方々がハウスコムの仕事に関わって下さり、ハウスコムが賃貸仲介業という一つの価値観から、複数の異なった価値観が混ざり合う総合的なライフスタイル・カンパニーとしての第一歩を踏み出した年でした。

また、社内でドリームチームというものを作り、店舗で営業を経験した若い人たちに、営業以外の企画や採用などの仕事を一定の期間行ってもらうことで、仕事を別の視点から捉えてもらうなど、今年も引き続き、仕事にも人材にも多様性を持った企業として成長して参ります。

仮に営業の経験が10年あると言っても、「1年で様々なことを学び、あと9年はずっと同じことを繰り返し行っている。」では、新しい視点で物事を考えることはできません。

常に新しい仕事を新しい人たちと行っていくことで、仕事の経験値が上がっていきます。

店舗の営業の方々が毎日異なった価値観のお客さんと接しているように、仕事の業務自体も、もっと多様性を持たせていく必要があるのです。

そう言った意味もこめて、昨年の年末には社内でビジコンを行い、普段とは異なった視点で物事を発想してもらいました。もちろん、すぐには革新的なアイディアは出てこないかもしれません。

でも、こういったことを毎年続けていくことで、5年後には社内から独立してスタートアップをつくるような人材を輩出できるようになれば、ハウスコム はもっと、もっと面白い企業になっていくことでしょう。

ビジコンのような新しい新規事業を行う場合には、何かを「教わる」のではなく、自ら「学ぶ」という意識が一番大切になってきます。

ただ頭の中で考えていても、新しい行動は起こせませんから、まずは行動を起こすことで、そのあと考えるという視点で動ける人材を、今年もハウスコムの中では育てていきます。

それに加えて、昨年は名古屋にも採用の拠点を設置し、関東以外のところでも人を採用して、数年間、東京で仕事を経験した後に、また地方に戻るといった感じで、どんどん新しい経験を積んでもらいます。

とにかく今年は場所、仕事、そして、人と、それぞれの境界線を無くして、多様な人材の育成に力を入れていきます。

今年は社内研修で富士山に登り、2021年までには、店長全員を宅建に合格させる。

昨年の宅建の試験で、ハウスコム従業員の合格者は過去最高の人数でした。

私が社長になった2014年の時点では、宅建を持っている店長は全体の30%ぐらいだったのですが、現在は店長の70%が宅建を持っており、昨年12月に受かった人も含めるともっと数字は増えてくるでしょう。

今後の目標としては、2021年までには、ハウスコムの店長は100%宅建を持っているという形にしていき、新卒でハウスコムに入ってくる人は3年以内に宅建を取れるように、社内でのサポート体制を整えていく予定です。

店長が宅建を持っていると業務のオペレーションが回しやすくなりますし、やはり、宅建に受かった人たちを見ていますと、業界のプロフェッショナルとしての顔つきが違ってくるように思います。

そして、もう一つ、私が今年やりたいなと考えているのが、4月に新しく入ってくる新人社員とハウスコムの人たちが一緒に富士山に登る社内研修です。

私は昨年、娘と一緒に富士山に登ったのですが、登っている途中は様々な困難があったものの、登った後はなぜか娘との距離が何となく近くなったように感じました。

ハウスコムの店舗は日本全国に広がっており、全く違うエリアの社員同士が毎日顔を合わせられない分、昨年行った20周年イベントのように一年を通じて、全国の社員が定期的に顔を合わせられる場を今後もどんどん増やしていきます。

昨年の20周年のイベントでは、あのイベントを見て、妹がハウスコムに入社したという話も出てきていますから、きっと、年々、ハウスコムという組織に興味を持ってくれる人たちが増えてきていることでしょう。

今年も色々なセレンディピティの可能性を信じて、社外の人たちも巻き込みながら、多くの人たちが繋がれる場所を作っていきたいと思います。

平成が終わるという時代の節目に過去の成功は捨て去る「不動産業はこのまま変わらずには絶対にいられない。」

さて、今年はついに平成という一つの時代が終わり、オリンピックも翌年に迫って、ハウスコム 、そして、日本という国にとっても大事な一年になることは間違いありません。

実際、昭和と言われれば、どんな時代だったかをしっかりと説明できる人は多いと思いますが、「平成がどんな時代だったか?」と聞かれても、なかなか言葉として説明するには難しいのではないでしょうか。

ハウスコムも平成という時代のど真ん中に生まれ、賃貸仲介業者として日々成長してきました。

しかし、現在、時代はもの凄いスピードで変化しており、次の新しい時代の成功の定義は、私たちが過去20年間行ってきた成功の定義とは大きく異なる部分も多く出てくることでしょう。

特に不動産という業界は、他の業界と比べても、働き方やテクノロジーの導入など様々な面で遅れを取っており、「不動産業はこのまま変わらずにいられるだろうか」と言われれば、答えは間違いなくNOです。

ある意味、この平成という時代の終わりの節目は、過去の成功や古い考え方を壊すいいタイミングなのかもしれません。

ハウスコムの人たちも含めて、不動産業界の人たちというのは日々、若者、お年寄り、そして、外国人から障害者の方々まで、本当に多様な人たちに対してサービスを提供し、お客様のタイプによって自身を変化させることができる「変化に強い人たち」なのです。

ところが、組織や業界という軸で見ていくと、なぜか変化に対する感度が鈍く、なかなか古い考え方から抜け出せずにいます。

皆さんは日々営業で鍛えられた「変化に対する柔軟さ」をしっかり持っていますから、少しギアを切り替えて、もう少し広く大きい視野で物事を考えていけば、きっとこの先の大きな時代の変化も乗り越えていけることでしょう。

今年は大きな時代の転換期です。過去の価値観をリセットして、未来向かって一歩ずつ歩き始めましょう。

ハウスコム株式会社
代表取締役社長:田村 穂

<プロフィール>
経営修士(MBA)中央大学大学院戦略経営研究科修了(榊原清則ゼミ)。2016年度、中央大学商学部客員講師に。大学在学中に宅建主任者の資格を取得。その後、不動産業界での経験を経て、1994年に同社入社。営業スタッフから1年で店長に抜擢される。常務取締役営業本部長を経て、2014年3月に社長に就任。賃貸仲介業から賃貸サービス業への変革を進め、人工知能などのITテクノロジーを活用したユーザー向けサービス・プラットフォーム「マイボックス」をリリース。自社のビッグデータを活用し、オープンサービス・イノベーションラボを展開。社会・地域に貢献できる不動産テック企業を目指す。

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